ハイネックスリニュート

栄養再開初期にタンパク質・エネルギー等を補給する濃厚流動食品「ハイネックスリニュート」

1バッグで400kcal、水分340mL、タンパク質24g


エネルギー比率タンパク質原料の内訳

タンパク質 6.0g/100kcal

目標エネルギーが25kcal/kg/dayの場合、タンパク質1.5g/kg/day

1バッグ400kcal当たり(配合量)
コラーゲンペプチド 13.2g
大豆ペプチド 7.2g
アミノ酸 3.6g

消化吸収に配慮し、低分子ペプチド(コラーゲンペプチド、大豆ペプチド)とアミノ酸を使用した消化態タイプです。乳タンパク質は使用していません。

炭水化物(糖質+食物繊維)7.1g/100kcal

糖質 5.9g/100kcal
食物繊維 1.2g/100kcal
ペクチン 0.68g/100kcal配合

脂質 5.6g/100kcal

MCT(中鎖脂肪酸トリグリセライド)が全脂質の50%
DHA・EPA:42mg/100kcal

※標準組成

糖質、脂質のエネルギー代謝

長鎖脂肪酸はアシルCoAに代謝されカルニチンと結合することによってミトコンドリア内に移動しβ - 酸化を受けてエネルギー産生に利用される。
一方、中鎖脂肪酸はアシルCoAに代謝されたのちカルニチンの作用を受けずにミトコンドリア内膜に移行しβ-酸化を受ける。1)
糖質はピルビン酸に代謝されピルビン酸デヒドロゲナーゼによってアセチルCoAに変換されミトコンドリア内でエネルギー産生に利用される。ビタミンB₁はチアミンピロリン酸となってピルビン酸デヒドロゲナーゼの補酵素として働く。2)

1)上代淑人:ハーパー・生化学(原書25版),丸善 2001:p258
2)上代淑人:ハーパー・生化学(原書25版),丸善 2001:p211

ペクチンの種類と構造

食物繊維として

ペクチン(Pectin:分子量50,000-360,000)は、植物の葉、茎、果実に含まれる複合多糖類。
消化管内では腸内細菌で分解されるが、消化酵素では分解されない食物繊維である。

ペクチンの基本構造は、ガラクツロン酸が直鎖状に結合したものと考えられている。
ペクチンの物理科学的な特性は、ガラクツロン酸のカルボキシ基修飾の程度に影響される1)
ペクチンはタイプの違いにより、腸内発酵性が異なっている。低メトキシペクチンは腸内発酵性が低く、ペクチンの基本構造であるガラクツロン酸が糞便中に多く確認された2)

1) Thakur BR et al. : Crit Rev Food Sci Nutr. 1997;37:47-73.
2) Hino K. et al. : Nutrition. 2020;78:110804

ハイネックスシリーズの主な栄養組成(標準組成)

100kcal当たり ハイネックスリニュート
(1kcal/mL)
ハイネックスイーゲル
(0.8kcal/mL)
ハイネックスイーゲルLC
(0.8kcal/mL)
タンパク質(g) 6 4 4
脂質(g) 5.6 2.2 3.8
糖質(g) 5.9(26% ※1 15.4(64% ※1 11.8(50% ※1
食物繊維(g) 1.2(0.68 ※2 1.4(0.9 ※2 1.5(0.75 ※2
ビタミンB₁(mg) 5 0.225 0.225
(mg) 0.180 0.120 0.120
亜鉛(mg) 1.80 1.20 1.20
L-カルニチン(mg) 40 - 25
DHA・EPA(mg) 42 - -

100kcal当たり

ハイネックスリニュート
(1kcal/mL)
タンパク質6g
脂質5.6g
糖質5.9g(26% ※1
食物繊維1.2g(0.68g ※2
ビタミンB₁5mg
0.180mg
亜鉛1.80mg
L-カルニチン40mg
DHA・EPA42mg
ハイネックスイーゲル
(0.8kcal/mL)
タンパク質4g
脂質2.2g
糖質15.4g(64% ※1
食物繊維1.4g(0.9g ※2
ビタミンB₁0.225mg
0.120mg
亜鉛1.20mg
L-カルニチン-
DHA・EPA-
ハイネックスイーゲルLC
(0.8kcal/mL)
タンパク質4g
脂質3.8g
糖質11.8g(50% ※1
食物繊維1.5g(0.75g ※2
ビタミンB₁0.225mg
0.120mg
亜鉛1.20mg
L-カルニチン25mg
DHA・EPA-

※1 炭水化物(糖質+食物繊維)のエネルギー比率
※2 ペクチン量(配合量)

ハイネックスリニュート製品PDF

医療関係者サイトメディカルフーズ情報へ

TOP