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大塚製薬陸上競技部について

ご挨拶

大塚製薬工場の企業スポーツへの取り組みとして、1990年に大塚製薬陸上競技部は創設されました。練習環境に恵まれた徳島県鳴門市を本拠地としながら、合宿や海外派遣を効果的に行い、日本だけでなく、日本代表として世界の舞台で戦える選手の育成を行うことで、世界に通用するチームへと強化、育成することを目指しています。これからも大塚製薬陸上競技部への温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

<私たちの目標>
1. 個々が自立し、高い志を持ち、日本を代表するチームになる。
2. 社員、地域のファンから愛され、応援されるチームになる。

陸上競技部部長兼女子部監督 河野 匡

経歴:徳島市立高と筑波大時代に長距離の障害種目を全国制覇し1982年アジア大会3,000m障害で優勝。他社のコーチを経て1990年に大塚製薬陸上競技部監督に就任。オリンピックや世界選手権の日本代表を多数送り出している。同部の指導の傍ら、2001年から日本陸連男子マラソン部長、2008年から長距離・ロード特別委員会副委員長を歴任。2016年から長距離・マラソンディレクターとして2020年東京五輪を見据えた日本全体の強化も進めている。

選手の成長を促す環境

「大塚だからできること」「大塚にしかできないこと」を日々追求・実践でき、高い志を持って競技に取り組む環境があります。

トレーニング環境

専用のトレーニングルームを有し、初動負荷マシンをはじめ各種トレーニング機器が設置されています。

また低酸素室や反重力トレッドミルなど、最新のトレーニング機器も導入しています。また、会社周辺には鳴門・大塚スポーツパークをはじめ、妙見山や鳴門ウチノ海総合公園など、トレーニングに適した環境が多くあります。

左から低酸素室、反重力トレッドミル、初動負荷マシン

合宿や海外派遣

選手とチームの目標達成のために、積極的に合宿や海外派遣を行っています。

夏季・冬季の走り込みなどマラソンに向けての土台作りから、ターゲットとなる試合に向けた調整合宿まで目的ごとに適切な環境を求め、強化を実施しています。

左から時計回りに、海外での高地トレーニング、海外大会への派遣、合宿先の選手・スタッフと

選手専用寮

男子寮、女子寮は会社およびトレーニング環境から500m圏内にあり、「生活、トレーニング、勤務」がしやすい環境にあります。

食事は管理栄養士によって献立が作成され、適切に栄養管理がされています。また、必要な時には栄養指導も実施され、日々のトレーニングを精力的に行えるサポート体制になっています。

応援団

社員有志で構成され、関西実業団選手権、男女実業団駅伝、マラソンなどの国内主要大会のみならず、オリンピックや世界選手権など海外の大会にも、応援団が派遣されます。現地での力強いエールは選手たちのパワーの源となっています。

地域貢献活動

大塚製薬陸上競技部は、地域に愛されるチームを目指し、練習や合宿の合間に、さまざまな地域貢献活動を行っています。

「部活動☆夢応援プロジェクト」での部活動指導

「部活動指導を通して、夢や希望を持つこと、継続することの大切さを学ぶ。また、トップアスリートと接することで、未来に向けた人生の歩みの学びとする」ことを事業目的とする東京都江東区教育委員会主催の「部活動☆夢応援プロジェクト」に、2017年12月、金丸祐三選手が招かれ、2つの中学校で部活動指導を行いました。

指導では、身体からグラウンドへの力の伝え方、サーキットトレーニング、ミニハードル走から筋力トレーニングなど、金丸選手自身が実際に行っているトレーニング方法だけでなく、「良いイメージ作りをした上でトレーニングに臨むことの大切さ」などメンタル面でのアドバイスも行いました。

男子400mで日本選手権11連覇を果たし、オリンピック3大会、世界陸上7大会に出場するなど国際経験も豊富な金丸選手と一緒に走ることで、生徒たちは世界レベルの速さを肌で感じる良い機会になった様子でした。

※ウエイト等で負荷を与えて行うレジスタンストレーニング(筋トレ)と、ランニングやエアロビクスなど(有酸素運動)の効果の両方を享受できるトレーニング方法。

「徳島アスリートミーティング」開催

徳島アスリートミーティング(会場:鳴門ポカリスエットスタジアム)は大塚製薬陸上競技部と徳島陸上競技協会の共催として徳島県のジュニアアスリートの技能強化、陸上競技の普及および振興を目的に2016年より開催しています。

2017年12月に開催した徳島アスリートミーティングでは、中学・高校の短距離とハードルの県ランキング上位選手から選抜された68名に対し、日本代表として世界大会でも活躍した金丸祐三選手および大室秀樹選手が講師を務めました。短距離とハードルの2グループに分かれ、冬季トレーニングの重要性やその技術面・メンタル面についての講義を行った後、実技やトレーニング方法を指導しました。

終始和やかな雰囲気の中、世界で戦う先輩選手の言葉に参加者は熱心に耳を傾け、その一挙手一投足に大きな刺激を受けたようでした。

「さわやかランニング教室」開催

2009年より毎年、北海道の標茶町で行っている合宿中に「さわやかランニング教室」を開催しています。これは、地元の小学生以上を対象に、「日本一面積の広い高校」として知られる標茶高校のグラウンドで、陸上競技の普及および競技力向上を目的として開催しているものです。

9回目となる2017年8月のランニング教室は、天満屋・九電工・ユニクロの陸上競技部と合同で開催し、スポーツ少年団の子供たちや中・高校生など約40名が参加しました。選手たちがウオーミングアップや、走りの基本動作などを指導し、最後に参加者全員でリレー競走を行い、交流を深めました。

「走ること」を楽しみ、ともに汗を流すこの取り組みは、地域貢献活動の一環として、参加者の方々に毎年喜ばれています。

「徳島中長距離記録会」への協力

「徳島中長距離記録会」は、年6回の記録会を通して、徳島県や近県の中・高・大学生、さらに一般ランナーの競技力向上を目指すもので、大塚製薬陸上競技部はその運営に協力しています。

全員が審判免許を取得し毎年更新をしている部員たちが、この大会の各種審判業務をはじめ、時にはペースメーカーとしてレースを先導するなど、出場選手が目標達成できるよう後押しをしています。
徳島中長距離記録会

会社の一員として

私たちは、原則として、選手を大塚製薬工場の正社員として雇用しています。選手を全うした後も、社内各部署において活躍できる場を用意しています。1990年の創部から約50名のOBが社内各部署に在籍し経営の一翼を担う活躍をするとともに、陸上競技部の応援、職場における後輩たちのサポートを行っています。

会社で活躍する元選手たち