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ラコールNF配合経腸用液の製品Q&A
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ツインラインNF配合経腸用液、ラコールNF配合経腸用液、ラコールNF配合経腸用半固形剤、イノラス配合経腸用液の水分含量(%)と一袋あたりの水分含量(mL)は下記の通りです。
経腸用剤の水分量 製品名 水分含量
(%)一袋あたりの水分量含量
(mL)ツインラインNF配合経腸用液 約85% 約340mL/400mL ラコールNF配合経腸用液 約85% 約170mL/200mL
約340mL/400mLラコールNF配合経腸用半固形剤 約76% 約228mL/300g イノラス配合経腸用液 約75% 約140mL/187.5mL
1)2020年6月現在 ツインラインNF配合経腸用液 製品添付文書
2)2020年6月現在 ラコールNF配合経腸用液 製品添付文書
3)2020年6月現在 ラコールNF配合経腸用半固形剤 製品添付文書
4)2020年6月現在 イノラス配合経腸用液 製品添付文書
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① 患者さん・ご家族にお渡しできる資料を、コーポレートサイト内の「患者さん・一般の皆様」向けのページ 1) に掲載しています。
○ 説明用資料
・ 在宅中心静脈栄養法 (HPN) の手引き
・ 静注用脂乳剤のご使用の手引き
・ 在宅経腸栄養法の手引き
・ はじめての半固形剤注入法の手びき
・ はじめようONS !○ 製品の使用方法
・ エルネオパ輸液の開通方法
・ ラコールNF配合経腸用液 400mLバッグの使用方法
・ ツインラインNF配合経腸用液の使用方法
・ ラコールNF配合経腸用半固形剤 注入方法のご紹介
(必要な器具と使用方法 説明書、動画など)※ 上記以外の資料も、掲載しています。(2020年6月現在)
② 医療スタッフ向けの資料は、医療関係者向け情報サイト2) に掲載しています。
1) 当社医薬品を在宅でお使いの患者さん向け情報
2) 医療関係者向け情報サイト 「診療サポート」
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ラコールNF配合経腸用液やラコールNF配合経腸用半固形剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者は禁忌に該当します 1)2)。
本剤は「乳カゼイン」と「分離大豆たん白質」が配合されているため、同様の成分に対してアレルギー歴のある患者に投与することはできません。
【参考】
牛乳たん白アレルギーを有する患者に、牛乳たん白を含む経腸栄養剤を投与し、アナフィラキシーショックを起こした報告があります 3)4)。
1) 2020年6月現在 ラコールNF配合経腸用液 製品添付文書
2) 2020年6月現在 ラコールNF配合経腸用半固形剤 製品添付文書
3) 2020年6月現在 ラコールNF配合経腸用液 製品インタビューフォーム
4) 2020年6月現在 ラコールNF配合経腸用半固形剤 製品インタビューフォーム
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ラコールNF配合経腸用液を凍結することは避けてください 1)。
ラコールNF配合経腸用液を凍結融解した場合、乳化が不安定になり、油分と水分が分離する可能性があります。
1) 2020年6月現在 ラコールNF配合経腸用液 製品インタビューフォーム
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ラコールNF配合経腸用液に配合されているナトリウムの食塩相当量は以下の通りです。
ラコールNF配合経腸用液 ( 200 mL ) の食塩相当量 0.38 g
ラコールNF配合経腸用液 ( 400 mL ) の食塩相当量 0.76 gラコールNF配合経腸用液に直接食塩を添加する事はお勧めしません。
蛋白の凝集分離や、油分の乳化が壊れる可能性があり、チューブ閉塞の原因になることがあります。
1) 2020年4月現在 ラコールNF配合経腸用液 製品添付文書
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新しい組成『New Formula』という意味です1)。
2011年8月まで販売していたラコール配合経腸用液の組成の中で、フィトナジオン ( ビタミンK1 ) を 1/10 に減量し、12.5 μg / 200 mL としました。
1) 2020年4月現在 ラコールNF配合経腸用液 製品インタビューフォーム
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ラコールNF配合経腸用液の経管投与時の速度は、通常 75~125 mL/時間です。なお、年齢、体重、症状により、適宜増減します 1)。
投与速度が速いと、糖質が急速に小腸へ流入するため血糖値が上昇したり、下痢、胃の膨満や逆流、嘔吐の原因になるおそれがあります 2)。
更に、急速投与後には、ダンピング症候群様の低血糖になり、倦怠感、発汗、冷汗などの症状が現れることがあります 3)。
1) 2020年4月現在 ラコールNF配合経腸用液 製品添付文書
2) 編集/井上善文, 足立香代子:経腸栄養剤の種類と選択 改訂版,フジメディカル出版 2005;p108-128
3) 足立聡:在宅医療と内視鏡治療,2002;32(6):32-35【ET10502F01】
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ラコールNF配合経腸用液・ラコールNF配合経腸用半固形剤・ツインラインNF配合経腸用液には乳糖は含有されていません。従って、乳糖不耐症の方にも使用は可能です。
1) 2020年4月現在 ラコールNF配合経腸用液 製品添付文書
2) 2020年4月現在 ラコールNF配合経腸用半固形剤 製品添付文書
3) 2020年4月現在 ツインラインNF配合経腸用液 製品添付文書
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開封後は、微生物汚染及び直射日光を避け、出来るだけ早めに使い切ってください。やむを得ず冷蔵庫内に保存する場合は、24時間以内にご使用ください。
【安定性のデータ】 ( 保存状態:共栓付き三角フラスコ内に保存 )
・室温保存 ( 25 ℃、散乱光下 ) : 12 時間以内は安定
・室温保存 ( 25 ℃、暗所 ) : 24 時間以内は安定(注意)
安定性データは菌汚染について検討しておりませんので、一度口をつけた残液は廃棄してください。
1) 2020年4月現在 ラコールNF配合経腸用液 製品添付文書
2) 2020年4月現在 ラコールNF配合経腸用液 製品インタビューフォーム
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ツインラインNF配合経腸用液は 80 ℃ 以上の高温を避け 1) 、ラコールNF配合経腸用液は 70 ℃ 以上の高温を避け 2) 、イノラス配合経腸用液は70℃以上を避け 3)、いずれも未開封のまま湯煎にて温めてください。
<注意>電子レンジでの加温は皮膜が形成されるおそれがあるので、原則は避けるようにお願いします。やむを得ず、電子レンジで加温する場合は、アルミ容器のまま電子レンジで加温すると発火や容器破損の恐れがあるため、必要分だけ別容器に移し替えてください。
1) 2020年4月現在 ツインラインNF配合経腸用液 製品添付文書
2) 2020年4月現在 ラコールNF配合経腸用液 製品添付文書
3) 2020年4月現在 イノラス配合経腸用液 製品添付文書
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下痢の原因と対策については、以下の通りです。
①投与速度:投与速度が速すぎることが下痢の原因で最も多い 1)
・ポンプを使用して投与速度を低速・一定にします。
・20~30mL/時の24時間連続投与で開始し、1~2日ごとに投与速度を上げ、下痢をおこした場合は前の速度に戻してださい。
・投与速度の目安は、胃内投与で200mL/時間、空腸投与で100mL/時間以内です。②栄養剤の浸透圧:高浸透圧性の下痢 1)
・半消化態栄養剤(300~400mOsm/L)の場合、投与速度を遅くすることで対応可能です。
・成分栄養剤や消化態栄養剤(550~760mOsm/L)の場合、投与速度をより遅くして少量から投与を開始し様子をみてください。③栄養剤の組成 1)
・乳糖不耐症が疑われる場合には乳糖を含まない製品を選択 してください。
・食物繊維を投与する、食物繊維を含む栄養剤に変更してください。
・脂質エネルギー比率の低い製品や中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)の含有率の高い製品に変更してください。④細菌汚染 1) 2)
・1回の投与時間は8時間以内に留めてください。
・水は栄養剤と別途投与してください。
・栄養剤の継ぎ足しはしないでください。
・バッグタイプの栄養剤を使用してください。
・投与器具を清潔に保持してください。
中性洗剤で洗浄する → 次亜塩素酸ナトリウムによる消毒する → よく乾燥する。⑤温度:冷たい栄養剤は腸管を刺激して下痢を誘発する恐れがある 2) 3)
・栄養剤を室温に戻してから投与してください。
1) 佐藤敦子:経腸栄養剤の種類と選択ーどのような時、どの経腸栄養剤を選択すべきかー(編集/井上善文・足立加子),フジメディカル出版 2005:105-109 【RA30505K01】
2) 田村佳奈美:エキスパートナース, 2006;22(13):13-14【RA30506Z02】
3) 編集/岡田 正:経腸栄養の手引き(改訂版),医薬ジャーナル社 1996:114-117【RA30596C02】
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ラコールNF配合経腸用液を初めて使用する場合や、投与速度を調整しても腹部症状が改善しない場合は濃度を調整してください。
通常1日当たり 400mL (400kcal) を水で希釈 (0.5kcal/mL程度) して、低速度 (約100mL/時間以下) で開始し、臨床症状に注意しながら増量して3~7日で標準量に達するようにしてください 1)。
また小児を対象とした臨床試験では、希釈して投与されていました 2)。【参考】
小児を対象とした臨床試験において、投与濃度は手術症例,非手術症例それぞれ 0.46 kcal/mL、0.43 kcal/mLで開始し、0.76 kcal/mL、0.82 kcal/mLで維持していた 2)。【注意】
希釈する場合は、微生物汚染防止の観点から、白湯*) 等をご使用ください。
*) 白湯 (さゆ) : 沸騰させた水を冷ました物
1) 2019年8月現在 ラコールNF配合経腸用液 製品添付文書
2) 水田祥代他:JJPEN(輸液栄養ジャーナル),1997;19(6):635-648【RA10597F04】
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ラコールNF配合経腸用液 400mL バッグは、汎用されている接続部がゴム管タイプの栄養セットと接続することができます。
なお、栄養セットをラコールNF配合経腸用液 400mL バッグ接続部の根本までしっかり差し込むようにお願いします。【参考】 400mL 使用方法(動画)