タムガイドレポート

REPORTS

タムガイドに関する情報を掲載しております。

  • Vol.08
    小児における胃管先端位置確認のためのタムガイド®の使用経験

    筑波大学医学医療系小児外科教授 増本 幸二
    筑波大学医学医療系小児外科病院助教(副医局長) 佐々木 理人

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    経鼻胃管(以下、チューブ)の先端が適切に胃内に位置していることを確認するための一般的な方法には、単純X線検査、胃内容物吸引によるpH測定、気泡音の聴診などの方法がある。しかし、これらの方法には放射線被曝や正確性への懸念など限界があるのも事実である。小児科領域の疾患は解剖学的構造で消化管の位置が正常と比べ特殊な場合やその他の病態の要因もあり、胃内のチューブ先端の確認方法は単純X線検査が従来より選択されてきた。しかし、放射線被曝を可能な限り抑えることも目指したい。

    そこで、我々はこれら従来法を補完する1つの手段として、生体透過光(以下、赤色光)を利用したチューブ先端位置確認システム「タムガイド®」に着目した。体外から視認できる赤色光の特徴を考慮すると特別な臨床背景のある小児科領域での活用は限界があると想定できるものの、タムガイドの有用性を検証することも重要である。また、ランニングコストに関しても従来のチューブ位置確認方法との際の考察を行うこともタムガイドを選択する上で参考となる。このようなことからタムガイドの使用に至った。

  • Vol.07
    脳神経外科領域の経鼻胃管挿入におけるタムガイド®の使用意義と今後の課題

    東邦大学医療センター大橋病院 脳神経外科 院内講師 藤田 聡

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    経鼻胃管(以下、チューブ)の誤挿入に続く栄養剤などの投与は、重篤な肺炎や窒息などの事態につながり、死に至ることもある。「チューブの誤挿入リスク要因」を分析することは重要であり、同時に「誤挿入を的確に捉え、対処する」ことが重大な医療事故を未然に防ぐ策となる。つまり、安全なチューブの挿入手技、チューブ先端の位置確認の徹底が求められる。

    脳卒中、脳腫瘍、頭部外傷、脳血管奇形など、日常診療で遭遇する疾患は患者の基礎疾患なども加わり、病態が長期に渡り複雑化することも少なくない。当科では下記の病態を鑑み、チューブ挿入時の位置確認には、挿入手技中に先端位置が確認できることをポイントとして捉え、医療安全管理部門と相談の上、「タムガイド®」を活用することとした。

  • Vol.06
    小児外科領域におけるタムガイド®の臨床研究と赤色光の見え方

    関西医科大学 小児科科学講座 主任教授 土井 崇

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    関西医科大学小児外科では経鼻胃管(以下、チューブ)挿入時の留置位置の確認にX線撮影を行っているが、放射線被曝を伴う。「タムガイド®」はファイバー先端の赤色光を胃壁の体表側から視認できるため、X線撮影を極力行うことなく、チューブの留置位置が確認できると期待し採用した。現在、タムガイドの使用経験は小児外科領域だけでなく、全国的にも乏しいことから、有用性を把握するため、院内の所定の手続きを経て臨床研究を行った。

    その結果、赤色光によるチューブの胃内位置確認の感度は100%に近く、その有用性はX線検査を参考基準としても同等であると考えられた。赤色光の主な利点は、非侵襲性であることと、診断までの時間短縮である。タムガイドの感度はほぼ100%であり、その有用性はX線検査と同程度であると評価でき、放射線による被曝リスクやスタッフの業務負担を軽減できる可能性に期待が持てる。

  • Vol.05
    経鼻胃管挿入手技の流れを「プロセスフローチャート」で"見える化"とタムガイド®の適切な運用を目指す

    日本歯科大学新潟病院 耳鼻咽喉科学 教授 佐藤 雄一郎

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    日本歯科大学新潟病院耳鼻咽喉科学では、頸部や咽頭部のがん切除術後の患者に経鼻経腸栄養を実施している。術後約2週間は患者に経鼻胃管が挿入されることになるため、チューブ挿入時の安全確保は重要なリスクマネジメントと考えている。そこで、「タムガイドR」を用いた経鼻胃管挿入時の手順の標準化としてプロセスフローチャートを作成した。また、プロセスフローチャートのピットフォール対策として、頸部の赤色光の光り方に着目したので、その概要を紹介する。

  • Vol.04
    小児在宅患者におけるタムガイド®の使用経験

    あおぞら診療所高知潮江 所長 松本 務

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    厚生労働省の発表によれば、在宅で療養生活を送る医療的ケア児(0~19歳)は近年増加傾向にあり、推計では全国で約2万人に達する。医療的ケア児の経管栄養においては、低酸素脳症や心肺疾患、奇形症候群などにより新生児期から必要とするケースや、病状の進行に伴い、学童期や思春期から導入されるケ スがある。このような背景から医療的ケア児の経管栄養法として、手術や全身麻酔が不要である経鼻胃管が第一選択となる場合が多い。しかし、在宅での経鼻胃管留謳の確認には、気泡音の聴取や胃液の吸引を用いており、煩雑な手技を伴う確認方法やX線撮影による確認は難しい。そこで当院では、気管へのご挿入のリスク軽減を期待し「タムガイド®」を導入した。

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