Vol.08
小児における胃管先端位置確認のためのタムガイド®の使用経験
筑波大学医学医療系小児外科教授 増本 幸二
筑波大学医学医療系小児外科病院助教(副医局長) 佐々木 理人
経鼻胃管(以下、チューブ)の先端が適切に胃内に位置していることを確認するための一般的な方法には、単純X線検査、胃内容物吸引によるpH測定、気泡音の聴診などの方法がある。しかし、これらの方法には放射線被曝や正確性への懸念など限界があるのも事実である。小児科領域の疾患は解剖学的構造で消化管の位置が正常と比べ特殊な場合やその他の病態の要因もあり、胃内のチューブ先端の確認方法は単純X線検査が従来より選択されてきた。しかし、放射線被曝を可能な限り抑えることも目指したい。
そこで、我々はこれら従来法を補完する1つの手段として、生体透過光(以下、赤色光)を利用したチューブ先端位置確認システム「タムガイド®」に着目した。体外から視認できる赤色光の特徴を考慮すると特別な臨床背景のある小児科領域での活用は限界があると想定できるものの、タムガイドの有用性を検証することも重要である。また、ランニングコストに関しても従来のチューブ位置確認方法との際の考察を行うこともタムガイドを選択する上で参考となる。このようなことからタムガイドの使用に至った。



