Vol.06
小児外科領域におけるタムガイド®の臨床研究と赤色光の見え方
関西医科大学 小児科科学講座 主任教授 土井 崇
関西医科大学小児外科では経鼻胃管(以下、チューブ)挿入時の留置位置の確認にX線撮影を行っているが、放射線被曝を伴う。「タムガイド®」はファイバー先端の赤色光を胃壁の体表側から視認できるため、X線撮影を極力行うことなく、チューブの留置位置が確認できると期待し採用した。現在、タムガイドの使用経験は小児外科領域だけでなく、全国的にも乏しいことから、有用性を把握するため、院内の所定の手続きを経て臨床研究を行った。
その結果、赤色光によるチューブの胃内位置確認の感度は100%に近く、その有用性はX線検査を参考基準としても同等であると考えられた。赤色光の主な利点は、非侵襲性であることと、診断までの時間短縮である。タムガイドの感度はほぼ100%であり、その有用性はX線検査と同程度であると評価でき、放射線による被曝リスクやスタッフの業務負担を軽減できる可能性に期待が持てる。



