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医療用医薬品(輸液、ラコール、ツインライン等)・医療機器に関するよくある質問と回答
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大塚糖液 ( 日局 ブドウ糖液注射液 ) の用法用量は静脈内注射のみ1)であり、経口あるいは経管投与することは用法外使用です。
1) 大塚糖液5% 電子添文 2018年11月改訂(第12版)
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ラコールNF配合経腸用液・イノラス配合経腸用液を凍結することは避けてください 1)2)。
凍結融解した場合、乳化が不安定になり、油分と水分が分離する可能性があります。
1) ラコールNF配合経腸用液 電子添文 2022年6月改訂(第1版)
2) イノラス配合経腸用液 電子添文 2023年5月改訂(第2版) -
ビーフリード輸液の組成はアミノ酸濃度3%、糖濃度7.5%であり、うっ血性心不全のある患者に対して十分な栄養素を補給する場合、水分負荷がかかり、症状を悪化させるおそれがあるため、禁忌となりました1)。
1)ビーフリード輸液 電子添文 2022年12月改訂(第1版)
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① 遮光カバーが有る場合
室温散乱光下 ( 約 500 lx ) では、混合後 7 日までは、いずれの試験項目も表示量の90 %以上でした。② 遮光カバーが無い場合
室温散乱光下 ( 約 500 lx ) では、混合後 24 時間までは、いずれの試験項目も表示量の90 %以上でした。1)エルネオパNF輸液 インタビューフォーム 2022年12月改訂(第5版)
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一般的な経腸栄養剤の下痢の原因と対策については、以下の通りです。
①投与速度:投与速度が速すぎることが下痢の原因で最も多い 1)
・ポンプを使用して投与速度を低速・一定にします。
・20~30mL/時の24時間連続投与で開始し、1~2日ごとに投与速度を上げ、下痢をおこした場合は前の速度に戻してださい。
・投与速度の目安は、胃内投与で200mL/時間、空腸投与で100mL/時間以内です。
なお、投与速度は各製品の電子添文をご確認ください。②栄養剤の浸透圧:高浸透圧性の下痢 1)
・半消化態栄養剤(300~400mOsm/L)の場合、投与速度を遅くすることで対応可能です。
・成分栄養剤や消化態栄養剤(550~760mOsm/L)の場合、投与速度をより遅くして少量から投与を開始し様子をみてください。③栄養剤の組成 1)
・乳糖不耐症が疑われる場合には乳糖を含まない製品を選択 してください。
・食物繊維を投与する、食物繊維を含む栄養剤に変更してください。
・脂質エネルギー比率の低い製品や中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)の含有率の高い製品に変更してください。④細菌汚染 1) 2)
・1回の投与時間は8時間以内に留めてください。
・水は栄養剤と別途投与してください。
・栄養剤の継ぎ足しはしないでください。
・バッグタイプの栄養剤を使用してください。
・投与器具を清潔に保持してください。
中性洗剤で洗浄する → 次亜塩素酸ナトリウムによる消毒する → よく乾燥する。⑤温度:冷たい栄養剤は腸管を刺激して下痢を誘発する恐れがある 2) 3)
・栄養剤を室温に戻してから投与してください。1) 佐藤敦子:経腸栄養剤の種類と選択ーどのような時、どの経腸栄養剤を選択すべきかー(編集/井上善文・足立加子),フジメディカル出版 2005:105-109 【RA30505K01】
2) 田村佳奈美:エキスパートナース, 2006;22(13):13-14【RA30506Z02】
3) 編集/岡田 正:経腸栄養の手引き(改訂版),医薬ジャーナル社 1996:114-117【RA30596C02】 -
電子添文通り、10%製剤は 500 mL を 3時間以上かけて、20%製剤は 250 mL を3時間以上かけて、20% 100 mL製剤は、72分以上かけて投与します。この速度より速く投与すると、発熱・悪心等の副作用が増えたという報告があります 1) 。
なお、近年の代謝研究から、脂肪として 0.1g/kg/hr 以下の速度で投与するのが望ましいとの意見もあります。この投与速度は、入山らの報告に基づくもので、正常血清脂質値の被験者3例に対し 0.5g/kg/hr の投与速度で脂質を30分間投与し、血中トリグリセライド値を 500mg/dL に設定しました。その後、投与速度を0.1あるいは 0.3g/kg/hr に変更したという試験を行っています(表1)。その結果、脂肪乳剤の投与速度が 0.3g/kg/hr では血中トリグリセリド値の上昇を認めましたが、0.1g/kg/hr の投与速度では血中トリグリセリド値の上昇は認めませんでした。このことから 0.1g/kg/hr 以下がより適切であるとしています 2) 3) 。
図1 2種類の投与速度における血中TG値 2)
1) 昭和52年10月28日 薬発第1226号(第一次再評価結果その13)
2) 編集/日本静脈経腸栄養学会:静脈経腸栄養ガイドライン-第3版-,照林社2013:p41
3) lriyama,K.et al.:Nutrition 1991;1991;7(5):355-357【MX30591E01】 -
高濃度糖液である大塚糖液50%,70% ( 日局 ブドウ糖注射液 ) は浸透圧比が高い ( 大塚糖液50% : 浸透圧比約 12 ,大塚糖液70% : 浸透圧比約 15 ) ため末梢静脈内に点滴静注することはできません。
高濃度糖液は高カロリー輸液として、アミノ酸、電解質、総合ビタミン剤等と共に中心静脈内に持続点滴注入します。【用法及び用量】
50%ブドウ糖注射液(200mL・500mL製品)及び70%ブドウ糖注射液(350mL製品)は、経中心静脈栄養などの高カロリー輸液として中心静脈内に持続点滴注入する。1)1) 大塚糖液50%(200・500mL製品)、大塚糖液70%(350mL製品) 電子添文 2019年1月改訂(第9版)
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エルネオパNF輸液の隔壁開通操作で小室の未開通が起こった場合は、バッグを横に向け、上室と下室を同時に強く押して隔壁部分を完全に開通させてください。
この操作を行うことで、隔壁部分が盛り上がり、「小室V」、「小室T」も隔壁部分に引っ張られる形で開きます。
開通はしているものの小室内にビタミンや微量元素が残っている場合にも、この方法で小室の開通を完全に行ってください。
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側管投与時の参考情報として、輸液と各種注射剤の等量混合試験データを、 医療関係者向け情報サイト内、「配合変化・容器」ページの配合変化表の中に掲載しています。
ビーフリード輸液 配合変化表
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イントラリポス輸液は、末梢静脈ルートまたは中心静脈ルートから、原則単独投与してください。
中心静脈ルートで、どうしても別ルートがとれず、かつ高カロリー輸液をとめることができない場合には、フィルターより患者様側の側管から投与することがあります。
但しその場合、高カロリー輸液に他の治療薬などが混注されていないことが前提となります。
また、脂肪粒子は0.2μmのフィルターを通過しないため、中心静脈栄養の側管投与の場合はフィルターよりも患者側の側管に接続するようご注意ください。【同時投与】
【参考】 脂肪乳剤関連情報
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アミノレバン点滴静注、キドミン輸液、KN3号輸液において、セフトリアキソンナトリウムとの配合変化情報があります。「配合変化・容器」ページに掲載している配合変化表をご参照ください。
ただし、セフトリアキソンナトリウムは、カルシウム含有製剤と同時投与を行ってはならないとの注意喚起がなされている注射剤です1)。
したがいましてカルシウムを含有する輸液製剤との配合変化試験は行っていません。
【参考】注射用セフトリアキソンナトリウムの電子添文情報
【使用上の注意】重要な基本的注意
本剤を投与する場合は、カルシウムを含有する注射剤又は輸液と同時に投与しないこと。[国外において、新生児に本剤とカルシウムを含有する注射剤又は輸液を同一経路から同時に投与した場合に、肺、腎臓等に生じたセフトリアキソンを成分とする結晶により、死亡に至った症例が報告されている]【使用上の注意】適用上の注意 配合変化
カルシウムを含有する注射剤又は輸液との配合により混濁等の変化が認められたとの報告があるので、配合しないこと。1) 阿南節子, 月刊薬事,2008;40(3):487-492【ZA10508C01】
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下記資料があります。医療関係者向け情報サイトからダウンロード、または営業担当者にご要望ください。
1) くすりのしおり:トルバプタンOD錠7.5mg「オーツカ」
2) くすりのしおり:トルバプタンOD錠15mg「オーツカ」
3) 患者向医薬品ガイド
4) 心不全用:入院でトルバプタンを開始し、外来で継続服用される方へ(心不全編)
5) 肝硬変用:入院でトルバプタンを開始し、外来で継続服用される方へ(肝硬変編)
6) トルバプタンOD錠「オーツカ」を服用される患者さんへ(20枚綴り服薬指導箋) -
ラコールNF配合経腸用半固形剤専用アダプタ(ISO80369-3)は再使用禁止です。
ラコールNF配合経腸用半固形剤専用アダプタ(ISO80369-3)の先端が摩耗・変形していると、口栓(スパウト部位)が開通しない恐れがありますので、使用する前に異状がないことを確認してください。また、専用アダプタを刺し込む向きにも注意してください。【使用方法】
①ラコールNF配合経腸用半固形剤のバッグや口栓が操作台と平行になるように置いてください。
その後、専用アダプタの取っ手がバッグの面に垂直になるようにし、口栓に専用アダプタをまっすぐ 刺し込み、内部のフィルムに穴をあけます。
②専用アダプタを右に回して、ねじ込みます(3/4回転させます。)
1)ラコールNF配合経腸用半固形剤注入方法のリーフレット(同梱リーフ)
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ラコールNF配合経腸用半固形剤の口栓(スパウト部位)を持ち、バッグが折れ曲がった状態でラコールNF配合経腸用半固形剤専用アダプタを接続すると、専用アダプタの先端でバッグの内側を傷つける恐れがあります。専用アダプタを口栓へ接続するときは、バッグや口栓が操作台と平行になるように置いてください。
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ラコールNF配合経腸用半固形剤専用アダプタ(旧/JIS規格品)は再使用禁止です。
ラコールNF配合経腸用半固形剤専用アダプタ(旧/JIS規格品)の先端が摩耗・変形していると、口栓(スパウト部位)が開通しない恐れがありますので、使用する前に異状がないことを確認してください。また、専用アダプタはまっすぐ一気に刺し込んでから、右に回してください。【使用方法】
①ラコールNF配合経腸用半固形剤のバッグや口栓が操作台と平行になるように置いてください。その後、口栓に専用アダプタをまっすぐ一気に刺し込み、内部のフィルムに穴をあけます。
②専用アダプタを右に回して、最後までねじ込みます。
1)ラコールNF配合経腸用半固形剤専用アダプタを用いた注入方法(動画)
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イノラス配合経腸用液の成分に対し過敏症の既往歴のある患者、牛乳たん白アレルギーを有する患者は禁忌に該当します。
本剤は濃縮乳たん白質が配合されているため、牛乳アレルギーのある患者に投与することはできません。
大豆由来の成分は含まれておりませんので、大豆アレルギーのある患者には使用可能です。【参考】
牛乳たん白アレルギーを有する患者に、牛乳たん白を含む経腸栄養剤を投与し、アフィラキシーショックを起こした報告があります 1)。本剤は、原料(濃縮乳たん白質)由来の乳糖が、0.86g以下/187.5mL、0.57g以下/125mL含まれています2)。
1) イノラス配合経腸用液 インタビューフォーム2023年7月改訂(第6版)
2) イノラス配合経腸用液 電子添文2023年5月改訂(第2版) -
投与直前にA液とB液を混合して速やかに投与を開始し、12時間以内に終了してください。
【A液・B液開封後の安定性 / 室温 ( 25 ℃ ) 散光下 】
( 保存状態 : 共栓付き三角フラスコ内に保存 )A液 : 12時間まで規格内
B液 : 8時間まで規格内【A液・B液溶解後の安定性 / 室温 ( 25 ℃ ) 散光下】
( 保存状態 : 共栓付き三角フラスコ内に保存 )A液B液混合液 : 12時間まで規格内
( 注意 )
菌汚染について検討しておらず、一度口をつけた残液は廃棄してください。1) ツインラインNF配合経腸用液 電子添文 2022年4月改訂(第1版)
2) ツインラインNF配合経腸用液 インタビューフォーム 2022年9月改訂(第3版) -
キット製剤を除く大塚生食注 ( 日局 生理食塩液 ) のみ、用法として皮下投与の適応があります 1)。
【参考】
近年では、末梢静脈のルート確保が困難な患者や在宅高齢者の軽~中等度脱水、終末期医療において、特に持続皮下注射 ( 500 ~ 1500 mL / 24hr ) が見直されています 2)。1) 大塚生食注 電子添文 2023年5月改訂(第1版)
2) 緩和医療ガイドライン委員会: 終末期がん患者の輸液療法に関するガイドライン2013年版(編集 特定非営利活動法人 日本緩和医療学会 緩和医療ガイドライン委員会),金原出版株式会社 2013:p41-43 【ZA30513A03】 -
ツインラインNF配合経腸用液は 80 ℃ 以上の高温を避け 1) 、ラコールNF配合経腸用液は 70 ℃ 以上の高温を避け 2) 、イノラス配合経腸用液は70℃以上の高温を避け 3)、いずれも未開封のまま湯煎にて温めてください。
<注意>電子レンジでの加温は皮膜が形成されるおそれがあるので、原則は避けるようにお願いします。やむを得ず、電子レンジで加温する場合は、アルミ容器のまま電子レンジで加温すると発火や容器破損の恐れがあるため、必要分だけ別容器に移し替えてください。
1) ツインラインNF配合経腸用液 電子添文 2022年4月改訂(第1版)
2) ラコールNF配合経腸用液 電子添文 2022年6月改訂(第1版)
3) イノラス配合経腸用液 電子添文 2023年5月改訂(第2版) -
開封後は、微生物汚染及び直射日光を避け、出来るだけ早めに使い切ってください。やむを得ず冷蔵庫内に保存する場合は、24時間以内にご使用ください。
(注意)
菌汚染について検討しておりませんので、一度口をつけた残液は廃棄してください。1) ラコールNF配合経腸用液 電子添文 2022年6月改訂(第1版)
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ラコールNF配合経腸用液・ラコールNF配合経腸用半固形剤・ツインラインNF配合経腸用液には乳糖は含有されていません。従って、乳糖不耐症の方にも使用は可能です。
1) ラコールNF配合経腸用液 電子添文 2022年6月改訂(第1版)
2) ラコールNF配合経腸用半固形剤 電子添文 2022年4月改訂(第1版)
3) ツインラインNF配合経腸用液 電子添文 2022年4月改訂(第1版) -
大塚糖液 ( 日局 ブドウ糖注射液 ) の皮下投与は用法外使用です 1)。
糖液の皮下大量投与により、血漿中から電解質が移動し循環不全を招くおそれがありますので、皮下投与はできません 1) 2)。
1) 大塚糖液5% 電子添文 2018年11月改訂(第12版)
2) 緩和医療ガイドライン委員会: 終末期がん患者の輸液療法に関するガイドライン2013年版(編集 特定非営利活動法人 日本緩和医療学会 緩和医療ガイドライン作成委員会),金原出版 2013:p41-43 【ZA30513A03】 -
ツインラインNF配合経腸用液のA液には脂肪、炭水化物、ビタミンの一部 ( 主に脂溶性ビタミン )、B液には窒素源 ( 乳たん白加水分解物・アミノ酸 )、電解質、水溶性ビタミンを配合しています1)。1剤化した場合、乳たん白加水分解物のアミノ酸と炭水化物のブドウ糖が加熱滅菌時にメイラード反応を起こすため、A液とB液の2液に分けました。
1) ツインラインNF配合経腸用液 インタビューフォーム 2022年9月改訂(第3版)
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ラコールNF配合経腸用液の経管投与時の速度は、通常 75~125 mL/時間です。なお、年齢、体重、症状により、適宜増減します 1)。
投与速度が速いと、糖質が急速に小腸へ流入するため血糖値が上昇したり、下痢、胃の膨満や逆流、嘔吐の原因になるおそれがあります 2)。
更に、急速投与後には、ダンピング症候群様の低血糖になり、倦怠感、発汗、冷汗などの症状が現れることがあります 3)。1) ラコールNF配合経腸用液 電子添文 2022年6月改訂(第1版)
2) 編集/井上善文, 足立香代子:経腸栄養剤の種類と選択 改訂版,フジメディカル出版 2005;p108-128
3) 足立聡:在宅医療と内視鏡治療,2002;32(6):32-35【ET10502F01】 -
新しい組成『New Formula』という意味です1)。
2011年8月まで販売していたラコール配合経腸用液の組成の中で、フィトナジオン ( ビタミンK1 ) を 1/10 に減量し、12.5 μg / 200 mL としました。
1) ラコールNF配合経腸用液 インタビューフォーム 2020年5月改訂(第4版)
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ラコールNF配合経腸用液に配合されているナトリウムの食塩相当量は以下の通りです。
ラコールNF配合経腸用液 ( 200 mL ) の食塩相当量 0.38 g
ラコールNF配合経腸用液 ( 400 mL ) の食塩相当量 0.76 gラコールNF配合経腸用液に直接食塩を添加する事はお勧めしません。
蛋白の凝集分離や、油分の乳化が壊れる可能性があり、チューブ閉塞の原因になることがあります。1) ラコールNF配合経腸用液 電子添文 2022年6月改訂(第1版)
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ラコールNF配合経腸用液やラコールNF配合経腸用半固形剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者は禁忌に該当します 1)2)。
本剤は「乳カゼイン」と「分離大豆たん白質」が配合されているため、同様の成分に対してアレルギー歴のある患者に投与することはできません。
【参考】
牛乳たん白アレルギーを有する患者に、牛乳たん白を含む経腸栄養剤を投与し、アナフィラキシーショックを起こした報告があります 3)4)。1) ラコールNF配合経腸用液 電子添文 2022年6月改訂(第1版)
2) ラコールNF配合経腸用半固形剤 電子添文 2022年4月改訂(第1版)
3) ラコールNF配合経腸用液 インタビューフォーム 2020年5月改訂(第4版)
4) ラコールNF配合経腸用半固形剤 インタビューフォーム 2022年10月改訂(第6版) -
ビーフリード輸液を隔壁開通・混合後に室内散乱光下 ( 約 500 lx ) で保存したところ、7日後の含量は、いずれの試験項目も表示量の95%以上でした 1)。
1)ビーフリード輸液 インタビューフォーム 2023年3月改訂(第10版)
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ビーフリード輸液の外袋開封後は、上室のアミノ酸 (主にトリプトファン) の酸化による着色が起こります。
隔壁開通後の混合液では、上記のアミノ酸の酸化に加え、更にメイラード反応による着色が起こります。
【参考1】ビーフリード輸液は、アミノ酸の酸化を防ぐために酸素バリア外袋によって包装し、脱酸素剤を封入して窒素ガスを充填しています。またアミノ酸とブドウ糖によるメイラード反応を防止するためダブルバッグ構造とし、用時調製する製剤です。
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カルシウム(Ca)やリン(P)を高濃度に含む電解質補正液 (塩化Ca補正液1mEq/mLや大塚塩カル注2% 等) との配合には注意が必要です。
一方、CaやPの濃度が同程度の電解質輸液 (フィジオ35 等) との混合では、沈殿混濁を生じないこともあります。
ビーフリード輸液には、CaとPが配合されており、かつ血管痛予防の観点からpHを中性に近い約6.7にしています。
そのため他剤の配合により、CaやPの濃度が高くなったり、溶液のpHがアルカリ性に傾いたりすると、難溶性のリン酸カルシウムの結晶が析出することがあります。詳しくは、ビーフリード輸液 配合変化表をご参照下さい。
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ビーフリード輸液、エネフリード輸液の中心静脈内投与は、用法外使用です。
ビーフリード輸液
【用法及び用量】通常、成人には1回 500mLを末梢静脈内に点滴静注する 1)。エネフリード輸液
【用法及び用量】通常、成人には1回550mLを末梢静脈内に点滴静注する2)。1) ビーフリード輸液 電子添文 2022年12月改訂(第1版)
2) エネフリード輸液 電子添文 2020年11月改訂(第2版) -
輸液関連製品等の廃棄方法は、医療機関と家庭では取り扱い方法が異なります。以下に概略をお示ししますが、詳細については院内マニュアルや各市区町村の役所にご確認ください。
①医療関係機関等で廃棄する場合(産業廃棄物)
事業活動にて発生する廃棄物なので産業廃棄物として取り扱い、さらに、感染性廃棄物と非感染性廃棄物に大別します 1) 2)。●非感染性廃棄物(例)
輸液バッグ、輸液ボトル 、経腸栄養剤の容器、包材(外装ケース、外袋、ピールシール) 等●感染性廃棄物(例)
TNや2ポート製品のトランスファーニードル部分、局所洗浄用ノズル、輸液セット、破損したガラスアンプル等②家庭で廃棄する場合(一般廃棄物)
家庭では感染性の有無に関わらず、鋭利なものと非鋭利なものとに大別して処理することが提唱されています 3)。●鋭利なもの(例)
注射針や輸液セット(血液等が付着していなくとも)、局所洗浄用ノズル、破損したガラスアンプル等
プラスチックなどの針を通さない蓋付きの容器に入れ、医療機関に引き取ってもらい感染性廃棄物として処理します。●非鋭利なもの(例)
輸液バッグ、輸液ボトル 、輸液ライン(針部以外)、包材(外装ケース、外袋、ピールシール) 等
可燃ごみ、不燃ごみなど、市区町村の分別方法に従って廃棄します。但し、在宅医療廃棄物は一般廃棄物であることから、市区町村が一般廃棄物処理計画に従って、その区域内おける当該廃棄物を生活環境の保障上支障が生じないように収集・運搬・及び処理を行わなければなりません 4)。
そのために、取り扱いは各市区町村で取り扱いが異なることがあります。詳細については、行政へ確認してください。<補足>
輸液セットは、そのままでは鋭利なものに分類されますが、針部とその他(輸液ライン)とに分けて、前者を鋭利なもの、後者を非鋭利なものとして処理する場合もあります。【参考】
1) 日本病院薬剤師会学術委員会、日本製薬工業協会環境安全委員会
医薬品容器包装等の廃棄に関する手引き 改訂版 2007年2月 (2023年2月現在)
2)平成24年5月10日 環廃産発第120510001号
3)平成17年9月8日 環廃対発050908003号・環廃産発050908001号
4)平成10年7 月30日 衛環第71号 -
ラコールNF配合経腸用半固形剤の経口投与は用法外使用です。
安全性の検討なども行っていません。
特に、嚥下障害のある患者では誤嚥などのおそれもありますので経口投与しないようにしてください。【用法用量】通常、成人標準量として 1 日 1200 ~ 2000 g ( 1200 ~ 2000 kcal ) を胃瘻より胃内に1日数回に分けて投与する 1)。
1) ラコールNF配合経腸用半固形剤 電子添文 2022年4月改訂(第1版)
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ビーフリード輸液に他の薬剤を混合せず、室内散乱光下にて投与する場合は、遮光カバーをつける必要はありません 。
しかし、直射日光など光が強く当たる場合や、光分解されやすいビタミン剤などを混合した場合には、遮光カバーを用いるなど十分注意してください 1)。【参考】
・ビーフリード輸液を混合後、室内散乱光下(約500lx)で保存した安定性試験において、7日後の含量は、いずれの試験項目も表示量の95%以上であった 2)。
・ビタミンB1の光分解は短時間では起こりにくいが、状況に応じて遮光カバーを用いるなど、注意すること。また、その他ビタミン剤等を混合した場合には、ビタミンの光分解を防ぐため、遮光カバーを用いるなど、十分に注意すること 1)。1) ビーフリード輸液 電子添文 2022年12月改訂(第1版)
2) ビーフリード輸液 インタビューフォーム 2023年3月改訂(第10版) -
大塚生食注 50mL・100mL、大塚生食注TN 50mL・100mL、大塚生食注2ポート 50mL・100mL 、大塚糖液5%50mL・100mL、大塚糖液5%TN 50mL・100mL、大塚糖液5%2ポート 50mL・100mLの容器、効能・効果の違い、ハーフキット製品の溶解操作方法は下記の図表をご確認ください。
図 1 : (例)大塚生食注、大塚生食注TN、大塚生食注2ポートのラインナップ
表 1 : 容器形状、効能・効果、用法・用量比較1)~7)
製品名 大塚生食注
50mL・100mL大塚生食注TN
50mL・100mL大塚生食注2ポート
50mL・100mL容器 プラボトル
(ゴム栓付き)注入針付ハーフキット
(混注口と投与口は同じ)注入針付ハーフキット
(混注口と投与口は別)効能
・
効果
注 射 : 細胞外液欠乏時、ナトリウム欠乏時、クロール欠乏時、注射剤の溶解希釈剤
外 用 : 皮膚・創傷面・粘膜の洗浄・湿布、含そう・噴霧吸入剤として気管支粘膜洗浄・喀痰排出促進
その他 : 医療用器具の洗浄
注射剤の溶解希釈剤 注射剤の溶解希釈剤 製品名 大塚糖液5%
50mL・100mL大塚糖液5%TN
50mL・100mL大塚糖液5%2ポート
50mL・100mL容器 プラボトル
(ゴム栓付き)注入針付ハーフキット
(混注口と投与口は同じ)注入針付ハーフキット
(混注口と投与口は別)効能
・
効果
脱水症特に水欠乏時の水補給、薬物・毒物中毒、肝疾患、循環虚脱、低血糖時の糖質補給、高カリウム血症、心疾患(GIK療法)、その他非経口的に水・エネルギー補給を必要とする場合。
注射剤の溶解希釈剤。注射剤の溶解希釈剤 注射剤の溶解希釈剤 図 2 : 大塚生食注TN/大塚糖液5%TN溶解操作方法
図 3 : 大塚生食注2ポート/大塚糖液5%2ポート溶解操方法
1) 大塚生食注 電子添文 2023年5月改訂(第1版)
2) 大塚生食注TN 電子添文 2023年5月改訂(第1版)
3) 大塚生食注2ポート50mL・ 大塚生食注2ポート100mL 電子添文 2023年5月改訂(第1版)
4) 大塚糖液5% 電子添文 2018年11月改訂(第12版)
5) 大塚糖液5%TN 電子添文 2018年11月改訂(第7版)
6) 大塚糖液5%2ポート50mL 電子添文 2018年11月改訂(第4版)
7) 大塚糖液5%2ポート100mL 電子添文2018年11月改訂(第7版) -
ラコールNF配合経腸用半固形剤の空腸瘻や経鼻胃管からの投与は用法外使用です。
また、経鼻法や空腸瘻に用いるチューブ径は胃瘻チューブと比較すると細いため、薬剤の通過性が悪く、詰まりの原因になります。
さらに、本剤を短時間で腸瘻から投与すると、腹部膨満感・下痢・腹痛などの消化器症状を引き起こしたり、ダンピング症状が現れたりするおそれもあります。
【用法及び用量】通常、成人標準量として1日1200~2000g (1200~2000kcal) を胃瘻より胃内に1日数回に分けて投与する 1)。
1) ラコールNF配合経腸用半固形剤 電子添文 2022年4月改訂(第1版)
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リン酸 Na 補正液の経口投与は、用法外使用です。
【効能・効果】電解質補液の電解質補正1)
【用法・用量】電解質補液の電解質の補正用として、体内の水分、電解質の不足に応じて電解質液に添加して用いる1)。【参考】
ゼリア新薬工業株式会社より、経口リン酸製剤「ホスリボン配合顆粒」が販売されています。
【効能・効果】低リン血症2)
〈効能 ・ 効果に関連する使用上の注意〉
1. くる病や骨軟化症をきたす低リン血症の患者(原発性低リン血症性くる病・骨軟化症、Fanconi 症候群、腫瘍性骨軟化症、未熟児くる病等)に投与すること。
2. 本剤の投与により腎不全、リン酸腎症が生じる可能性があるため、重度の腎機能障害を有する患者への投与にあたっては、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること2)。1) リン酸Na補正液0.5mmol/mL 電子添文 2012年1月改訂(第2版)
2) ホスリボン配合顆粒 電子添文 2016年3月改訂(第4版) -
ブリスター包装内は滅菌していますので、使用時まで開封しないようお願いします1) 2)。
なお、ブリスター包装開封後は、アプリケータ表面の無菌状態は維持されません。
1) ポビドンヨード液10%消毒用アプリケータ「オーツカ」電子添文 2023年5月改訂(第1版)
2) オラネジン液1.5%消毒用アプリケータ 電子添文 2023年5月改訂(第1版) -
HES ( ヒドロキシエチルデンプン ) やデキストラン40 は、糖質として利用可能なブドウ糖にまで分解される前に体外へ排泄されてしまうため、エネルギー源とはみなしません。従って、電子添文にカロリーの記載はありません。
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ラコールNF配合経腸用半固形剤専用アダプタおよび半固形剤吸引用コネクタ、半固形栄養剤用加圧バッグは、特定保険医療材料ではありませんので保険償還されません。
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セファゾリンNa点滴静注用1gバッグ「オーツカ」は腎障害、透析患者へは慎重投与です。セファゾリンNaは腎排泄型の薬剤のため腎障害患者へ投与すると排泄が遅れます。そのためクレアチニンクリアランス(Ccr)を腎機能の指標とし、減量するか、投与間隔の延長等の調節が必要になります。参考情報として、各種ガイド等の Ccr別投与量は以下の表の通りです 1) 2) 3)。
書籍名 Ccr (mL/分) 透析(HD) CAPD CRRT 50> 10-50 <10 サンフォード感染症
治療ガイド(2022年)1~2gを
8時間ごと1~2gを
12時間ごと1~2gを
24~48時間ごと1~2gを24~48
時間ごと(透析後に
0.5~1gを追加)0.5g静注
12時間ごと1~2gを
12時間ごとJAID/JSC感染症
治療ガイド(2019年)1回1~2g
1日2~3回1回1~2g
1日2回1回1g・1日1回
または
2日に1回1回0.5~1g
毎HD後- - CKD診療ガイド
(2012年)1~5gを
分2~31~2gを
分21回1g
24~48時間毎1回0.5~1g
毎HD後- - CAPD:腹膜透析、CRRT:持続的腎代替療法
効能・効果、用法・用量、禁忌・原則禁忌を含む使用上の注意は、電子添文をご参照ください。
1) 菊池賢・橋本正良 監修:表17A 腎障害のある成人患者への抗微生物薬の投与量,日本語版サンフォード感染症治療ガイド2022:p332【OPF000347】
2) JAID/JSC感染症治療ガイド・ガイドライン作成委員会:ⅩⅦ 耐性菌、ブレイクポイント、PK-PD,JAID/JSC感染症治療ガイド2019:p318【CZF1421D08】
3) 日本腎臓学会 編:付表 腎機能低下時の薬剤投与量,CKD診療ガイド2012:p121【CZ10512G01】 -
小児へのセファゾリンNa点滴静注用1gバッグ「オーツカ」の投与方法については、各種治療ガイド等 1) 2) 3) 4) の記載が参考となります。(下表参照。)
小児への投与時は臓器の発達や代謝能を十分考慮する必要があります。また、成人に比べて免疫能が未熟なため、重症化を考慮して治療計画を立てる必要があります。
■表1 サンフォード感染症治療ガイド 2023 1) 【表16 小児用量(生後>28 日】
薬剤 投与経路 用量(生後 > 28 日) セファゾリン 静注 50 ~ 150 mg/kg/日 6~8時間ごとに分割、1日最大 6g ■表2 JAID/JSC感染症治療ガイド 2019 2) 【付表 新生児投与量】
薬剤 体重 < 1.2 kg 1.2 ~ 2 kg ≧ 2 kg 生後(日) ~28 ~ 7 7~28 ~ 7 7~28 セファゾリン 1回投与量 - 20 mg/kg 20 mg/kg 20 mg/kg 20 mg/kg 1日投与回数 - 2 回 2 回 2 回 3 回 ■表3 小児感染症治療ハンドブック 2020-2021 3) 【小児への抗菌薬投与の用法・用量】
薬剤 投与経路 通常 重症 セファゾリン 静注・筋注 1回 10~20 mg/kg、12 時間毎
(20~40 mg/kg/日)1回 33 mg/kg、8時間毎
(100 mg/kg/日)まで増量可■表4 小児感染症治療ハンドブック 2020-2021 4) 【新生児への抗微生物薬投与の用法・用量(海外)】
抗菌薬 推奨投与量(mg/kg/回) 推奨投与量(mg/kg/回) 体重≦2,000g 体重>2,000g 日齢28以降 髄膜炎 日齢7未満 日齢7以上 日齢7未満 日齢7以上 投与量 時間 投与量 時間 投与量 時間 投与量 時間 投与量 時間 投与量 時間 CEZ 25 12h 25 8h 50 12h 50 8h 50 8h - - 効能・効果、用法・用量、禁忌・原則禁忌を含む使用上の注意は、電子添文をご参照ください。
1) 菊池賢・橋本正良 監修:表16 主な抗菌薬の小児への投与量,日本語版サンフォード感染症治療ガイド2023:p332【OPF000512】
2) JAID/JSC感染症治療ガイド・ガイドライン作成委員会:付表 新生児投与量,JAID/JSC感染症治療ガイド2019:p321【CZF1421D09】
3) 尾内一信,石和田稔彦,岩田敏:3 感染症予防ならびに治療薬一覧/セフェム系薬(注射薬),小児感染症治療ハンドブック2020-2021:p102-103【CZF1421D12】
4) 尾内一信,石和田稔彦,岩田敏:4 新生児感染症の治療/新生児への抗微生物薬投与の用法・用量(海外),小児感染症治療ハンドブック2020-2021:p172-173【CZF1421D10】 -
細い静脈針でも投与はできますが、脂肪乳剤は生食などに比べて若干粘度が高いので細い針を通過しにくいと考えられます。そのため、24G のような細いゲージの静脈針で細い静脈に投与する場合、点滴速度が遅くなることがあります1)。
1) 大塚製薬工場 社内資料(脂肪乳剤の輸液セットからの流出時間)
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セファゾリンNa点滴静注用1gバッグ「オーツカ」は母乳中へ移行することが報告されている1)ことから、授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいですが、やむを得ず投与する場合は授乳を避けてください2)。
なお、投与終了から授乳開始までの休薬期間は、T1/2 (消失相) が約 2 時間ですので、個体差を考慮し約1日を目安としてください。また、初めの搾乳分は捨てその次の母乳より授乳してください。
1) 長和彦:日本新生児学会雑誌,1979;15(1):231-233 【CZ10579A01】
2) セファゾリンNa点滴静注用1gバッグ「オーツカ」電子添文 2023年8月改訂(第12版) -
セファゾリンNa点滴静注用1gバッグ「オーツカ」の外袋は、ダブルバッグを 2 つ折りの状態にするために施されております。
酸素バリア等の安定性を保持する機能はありませんので、外袋を開封しても、内容成分の安定性には影響しません。
しかしながら、容器破損などのリスクを回避する意味から、外袋は使用時まで開封しないでください。 -
胃内での半固形状を保つため、追加水の投与はラコールNF配合経腸用半固形剤の投与直前や直後は避けてください。
追加水を注入する場合には、ラコールNF配合経腸用半固形剤注入30分前か注入2時間後をお勧めします。※ 水分の追加の必要性や必要量は、主治医の指示に従ってください。
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妊婦中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与してください1)。
◆セファゾリンNa点滴静注用1gバッグ「オーツカ」の胎児へのリスク評価基準
オーストラリア薬物評価委員会(ADEC)の胎児危険度分類:B12)1) セファゾリンNa点滴静注用1gバッグ「オーツカ」電子添文 2023年8月改訂(第12版)
2) オーストラリア保健省 (Department of Health)・治療製品局 (Therapeutic Goods Administration;TGA)
https://www.tga.gov.au/australian-categorisation-system-prescribing-medicines-pregnancy(2023年8月現在) -
① 患者さん・ご家族にお渡しできる資料を、コーポレートサイト内の「患者さん・一般の皆様」向けのページ 1) に掲載しています。
○ 説明用資料
・ 在宅中心静脈栄養法 (HPN) の手引き
・ 静注用脂乳剤のご使用の手引き
・ 在宅経腸栄養法の手引き
・ はじめての半固形剤注入法の手びき
・ はじめようONS !○ 製品の使用方法
・ エルネオパ輸液の開通方法
・ ラコールNF配合経腸用液 400mLバッグの使用方法
・ ツインラインNF配合経腸用液の使用方法
・ ラコールNF配合経腸用半固形剤 注入方法のご紹介
(必要な器具と使用方法 説明書、動画など)※ 上記以外の資料も、掲載しています。(2023年2月現在)
② 医療スタッフ向けの資料は、医療関係者向け情報サイト2) に掲載しています。
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レバミピド錠100mg「オーツカ」は、AG ( オーソライズドジェネリック ) です。
成分 ( 原薬・添加物 ) 、製造方法、製造工場は先発医薬品と全て同じで、効能又は効果、用法及び用量も同じです。【組成・性状】1)
【効能又は効果】
・胃潰瘍
・下記疾患の胃粘膜病変 ( びらん、出血、発赤、浮腫 ) の改善
急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期
【用法及び用量】
・胃潰瘍
通常、成人には 1回 1錠 ( レバミピドとして 100 mg ) を 1日 3回、朝、夕及び就寝前に経口投与する。
・下記疾患の胃粘膜病変 ( びらん、出血、発赤、浮腫 ) の改善
急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期
通常、成人には 1回 1錠 ( レバミピドとして 100 mg ) を 1日 3回経口投与する。1) レバミピド錠100mg「オーツカ」電子添文 2021年10月改訂(第1版)
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原料(濃縮乳たん白質)由来の乳糖が、0.86g以下/187.5mL、0.57g以下/125mL含まれています。
1) イノラス配合経腸用液 電子添文 2023年5月改訂(第2版)