北米における輸液製品の製造能力を拡張、供給安定性の向上とDEHPフリー輸液容器への対応を推進
株式会社大塚製薬工場(本社:徳島県鳴門市、代表取締役社長:高木 修一、以下「大塚製薬工場」)は、米国における輸液製品事業の合弁会社であるOtsuka ICU Medical LLC(本社:米国テキサス州オースティン、取締役会長:高木 修一、以下「OIM」)が、米国テキサス州オースティンの製造拠点において、新施設の建設および既存施設の改良を進め、北米における輸液製品の製造能力を拡張することをお知らせします。
本計画では、5億米ドル超を投じ、OIMが有する既存のオースティン製造拠点において、新たに約50万平方フィートの施設を建設するとともに、既存施設の改良を行う予定です。これにより、北米における輸液製品の長期的な供給安定性を高めるとともに、DEHPフリー輸液容器※への対応を含む製品開発を推進していきます。
北米の輸液製品市場では、自然災害やインフラ制約等によるサプライチェーンへの影響を背景に、安定的な供給体制の重要性が高まっています。また、医療機関では、DEHPフリー輸液容器への移行を含む規制環境の変化への対応が進められています。今回の製造能力拡張は、こうした市場環境の変化に対応し、北米における輸液製品の供給安定性を高めるとともに、製品ラインアップの強化を目指すものです。
本計画は、2025年5月にICU Medical, Inc.と大塚製薬工場の米国子会社であるOtsuka Pharmaceutical Factory America, Inc.との間で設立された合弁会社OIMにおける、北米輸液事業強化に向けた主要な取り組みの一つです。大塚製薬工場は、輸液容器の開発および製造品質に関する知見を活かし、OIMによる北米市場向け輸液製品の開発・供給体制強化を支援してまいります。
大塚製薬工場は、今後も経営ビジョンである"The Best Partner in Clinical Nutrition Worldwide"(世界中の臨床栄養領域におけるベストパートナーを目指す)のもと、臨床栄養領域における製品の安定供給と価値創出に取り組み、世界中の人々の健康に貢献してまいります。
大塚グループは、"Otsuka-people creating new products for better health worldwide"の企業理念のもと、世界の人々の健康に寄与してまいります。
- ※ DEHP:フタル酸ジ-2-エチルヘキシル。ポリ塩化ビニルなどの樹脂を柔らかくするために使用される可塑剤の一種。医療用具においては、薬液等との接触によりDEHPが溶出する可能性があることなどから、患者への曝露低減や規制対応の観点で、DEHPを使用しない代替製品への対応が進められています。DEHPフリーとは、DEHPを使用しないことを指します。