入社のきっかけ
モノづくりの上流を目指し、
CROからメーカーへ挑戦
大学では微生物の発酵に関する研究に取り組み、そこで培った実験技術や分析スキルを通して、モノづくりの面白さや仮説検証の重要性を学びました。これらの経験を医薬品開発の舞台で活かしたいと考え、卒業後はCRO(開発業務受託機関)に入社しました。非臨床領域の薬物動態関連試験に従事する中で、薬の体内動態を明らかにすることが開発の基盤であると確信しました。一方で、受託という立場上、役割が試験の実施に限定されることも多く、プロジェクトの戦略立案など、より上流工程から研究に関わりたいという想いが強まりました。その想いを実現するため、自社開発に強みを持つ大塚製薬工場への転職を決意しました。
現在は薬物動態チームの一員として、開発初期から臨床段階まで幅広く携わっています。医薬品が患者さんに届くまでの道のりを、自らの手で支えていることにやりがいを感じています。今後は培った技術を礎に、より高品質で信頼性の高いデータを生み出す研究者を目指します。
現在の仕事内容
薬物動態の評価・解析により、
開発の判断を支える
現在は薬物動態チームの一員として、創薬研究から開発初期段階にかけての医薬品の薬物動態評価を担当しています。具体的には、候補化合物の吸収・分布・代謝・排泄(ADME)の特性を明らかにするための試験計画立案や、得られたデータの解析・解釈を行っています。非臨床試験の設計やプロトコル作成、社内外の研究機関との調整も業務の一部で、開発プロジェクトを円滑に進めるためにチームメンバーと密に連携しながら仕事を進めています。
薬物動態は医薬品の安全性や有効性を左右する重要な要素であり、データの一つ一つが次の開発判断に直結します。そのため、精度の高い試験を行うことはもちろん、結果の背景を論理的に説明できる考察力や、課題解決に向けて積極的に提案する姿勢を大切にしています。
身に付けた実験技術や分析ノウハウを活かしつつ、今は試験の実施だけでなく、研究戦略の検討や新しい試験系の構築にも挑戦中です。チームとして最適なデータを創出し、確かな科学的根拠に基づいた医薬品開発を支えることが、現在の仕事のやりがいになっています。
大塚製薬工場の魅力
挑戦を後押しする文化と、
互いに高め合える環境
大塚製薬工場の魅力は、研究者一人ひとりの「新しいことに挑戦したい」という想いを尊重し、前向きに応援してくれる文化にあると感じています。研究所には、主体的に考え行動する姿勢を大切にする風土が根付いており、自由な発想や意見を歓迎するオープンな雰囲気があります。さらに、社内には知識・経験が豊富なメンバーも多く、困ったときにはいつでも相談しやすい環境です。実験方法の立案やデータの考察で迷った際は、先輩方から的確な助言をいただくことができます。学会やセミナーに参加する機会も豊富に設けられており、社外の研究者との交流を通じて最新の知見や技術を吸収できるのも魅力の一つです。
挑戦を重ねながら、自らの研究を通じて医薬品開発に貢献できることが、大塚製薬工場ならではの研究環境だと思います。
今後の目標
自ら課題を見出し、研究に
「新しい視点」をもたらす存在へ
今後の目標は、薬物動態分野における専門性をさらに高め、信頼される研究者として成長していくことです。入社以降、先輩方から多くのことを学びながら業務に取り組む中で、一つのデータの背景を深く理解することや、結果を次のステップにつなげる考察力の重要性を実感しています。今後は、与えられたテーマをこなすだけでなく、自ら課題を見つけて提案し、チームやプロジェクトに新しい視点をもたらせるようになりたいと考えています。
また、学会や社内勉強会などを通じて最新の研究動向を積極的に吸収し、知識を実務へ活かすことで着実にスキルを磨きたいと思っています。日々の実験やデータ解析の中で得た小さな気づきを大切にし、それを積み重ねることで自らの成長につなげていきたいです。
最終的には、薬物動態の知識を軸に開発全体を見渡せる研究者として、チームの力を引き出せる存在を目指しています。若手としての柔軟な発想と行動力を活かしながら、大塚製薬工場の研究に新しい価値を生み出していけるよう日々努力してまいります。