入社のきっかけ
ドラッグデリバリーの研究から、
「食」で人々の健康を支える道へ
大学では遺伝子組み換えタンパク質と細胞膜透過ペプチドを用いた、ドラッグデリバリーシステムの研究を行っていました。そのため、学生の頃から医薬品の研究開発や製剤設計といった分野に強い興味を持っていました。また、私は徳島出身で、地元企業として大塚製薬工場のことは以前から知っており、就職活動でも自然と候補の一つとして意識していました。
当初は「輸液の会社」という印象が強かったのですが、ホームページを拝見した際に、メディカルフーズ※という分野に非常に力を入れていることを知り、とても興味を持ちました。医薬と食品の中間領域であるメディカルフーズは、臨床現場での栄養管理など、人々の健康を多角的に支える重要な分野です。薬だけでなく「食」という身近なアプローチから健康づくりに貢献できる点に、面白さと将来性を感じました。ぜひこの分野にチャレンジしたいと考え、入社を志望しました。
※私たちは、医学的・栄養学的根拠を基に開発した医療の場で役立つ食品を 「メディカルフーズ」と呼んでいます。
現在の仕事内容
現場の声を栄養に変える。
医師や栄養士のニーズを形にする
濃厚流動食品開発
現在は濃厚流動食品に関する研究開発に携わっています。実際の業務内容としては、新製品の栄養組成を設計する際に必要な基礎試験の計画や実施、さらに既存製品の価値をさらに高めるための応用研究など、多岐にわたります。製品の栄養バランスを決めるには、栄養学の知識が不可欠です。対象となる方の健康状態や食生活への深い理解、さらには医療現場でのニーズや医師、栄養士の方々が何を求めているかを正確に把握する必要があります。そのため、文献調査や各種ガイドラインを通じて背景知識を深めながら研究を進めています。
研究過程で新しい知見が得られた際には、学会での発表や論文の執筆を行うなど、社外への情報発信にも力を入れています。最近は、自ら考案した新しい製品コンセプトを形にするために、学会参加や医師へのインタビューをもとに市場や医療現場の最新動向を調査しています。自分の研究が製品という形で人々の健康や生活の質向上に貢献していくことに、大きなやりがいを感じています。
大塚製薬工場の魅力
栄養学専門でなくても大丈夫。
共に学び、成長できる環境
メディカルフーズに携わりたいという思いがあった一方で、私は栄養学を専門的に学んだ経験がなく、入社前は少し不安もありました。しかし実際に入社してみると、栄養学以外を専門に学んできた社員も多く、想像以上に社員のバックグラウンドが多様で驚きました。むしろ、その多様性こそが大塚製薬工場の強みだと感じています。異なる視点を持つメンバー同士で意見を交わすことで、新しい発想が生まれやすいと実感しています。正直、入社したころは自分の意見を発言するのに少し勇気がいりました。ですが、先輩方がしっかり耳を傾けてくれ、若手の意見も前向きに受け入れてくれる雰囲気に安心しました。そうした風通しの良さが、自分らしく働くことにつながっていると思います。
さらに、学会発表や論文執筆の経験がなくても、先輩方からの手厚いサポートがあります。初めてのことにも挑戦しやすい環境が整っており、学びながら着実に成長できる職場だと感じています。
今後の目標
自分が手がけた製品で、世界中の人々の健康を支えたい
私の目標は、自分で考えた製品を提案し、実際に製品化して世の中に届けることです。そのためにも、まずは知識を深めて経験を積むことが大切だと考えています。今はできるだけ多くの学会に参加するようにしています。最新の知見を学んだり、医師や栄養士の方のお話を聞いたりする中で、新しい発見や気づきが多くあります。
まだまだ勉強中の身ですが、日々の研究や情報収集、そして先輩方のサポートのおかげで、少しずつ自分で考えて動く力がついてきたように思います。将来は、自分が中心となって製品を企画し、研究から開発まで一貫して主導できるようになりたいです。自分の思い描いた製品が形になって誰かの健康を支える、そんな未来を実現することが私の大きな目標です。